Here We Go!
Sex Pistolsのコレクション紹介!
今回ご紹介するのは…

Sex Pistolsの唯一のオリジナルアルバムにしてロック史上最高のアルバム
NEVER MIND THE BOLLOCKS(邦題:勝手にしやがれ)
今回は、日本コロムビア盤をご紹介します!
🧷 基本スペック
・タイトル:NEVER MIND THE BOLLOCKS
勝手にしやがれ
・アーティスト:Sex Pistols
・フォーマット:LP(33 1/3RPM)
・発売日:1977年11月3日
・レーベル:日本コロムビア
・カタログ番号:YX-7199-AX(P)
(AX-358-263)
・ジャケット仕様:黒インク(黒ぶっかけ)帯付


🧷 収録曲
A面
A1:Holidays In The Sun
さらばベルリンの陽
A2:Liar
ライアー
A3:No Feelings
分かってたまるか
A4:God Save The Queen
ゴッド・セイブ・ザ・クイーン
A5:Problems
怒りの日
B面
B1:Seventeen
セヴンティーン
B2:Anarchy In The U.K.
アナーキー・イン・ザ・U.K.
B3:Bodies
お前は売女
B4:Pretty Vacant
プリティ・ヴェイカント
B5:New York
ニューヨーク
B6:EMI
拝啓EMI殿
日コロ盤は11曲盤の曲順でUK盤のようにSubmissionの片面シングルはついてません。
それにしても邦題が秀逸ですね!
Bodiesの「お前は売女」ですが、VD-J28093(1988年頃?発売された同アルバムのCD)まではこれだったんですが、それ以降は「ボディーズ」に替わってますね。
2013年にユニバーサルから販売された紙ジャケCDで「お前は売女」が復活したんですが、すぐにボディーズに戻されました。
やっぱり売女はまずいのか😅?
🧷 プレス/バリエーション情報
✔️ マトリックス番号(ランアウト刻印)
・AX-358-263-2/ AX-358-264-2
✔️ スリーブ
表の右上にカタログNoあり。UK盤との細かな違いは ”THE BOLLOCKS”の文字のかすれがありません!

裏面はUK盤(11曲)に模して曲名がランダムに配置されてます。
✔️ ラベル
銀文字が映える美しい青ですね✨


🧷 コレクターズ観点のポイント
✔️ 帯
なんといっても日本盤の大きな特徴はジャケットにまかれている”帯”ですね😊
日本語で書かれたアーティスト名やアルバム名に色々キャッチフレーズや煽り文句が書かれているアレですね!これは日本独自のもので他国では付いてません。
海外では「Japanese OBI」とか「OBI」「OBI strip」と呼ばれていて、帯付は海外コレクターから大人気ですね。
日本で買うレコードとかCDには、当たり前のようについていたのであまり大切にしてなくて、その昔、カセットテープが主流だったときはCDの帯を切ってカセットケースの背表紙に使ってました😅
今では帯の有り無しで価格が1桁、2桁違ってくることもざらにあるのでなんてもったいないことをしてたんだろうと思いますね😭
このアルバムの帯はやたら幅が広く10㎝あります。普通のは7㎝程度です。
勝手に心の中で師匠と呼ばせていただいてる方のブログの中で、「SEX」を隠したかったんだろうと書かれておりましたが、まさにその通りでぴったりジャストで隠れる幅なんですよね😆
ただ、SEXを隠しても帯にカタカナで”セックス”って書いてあるし、”処女アルバム”や”犯すのは君だ‼”なんて今のご時世では完全にアウト‼って煽り文句のほうが目につきますけどね😅
まあ”処女”は小説とかでも”処女”作とか使われたりもしてたから当時は問題なかったかと思いますけど、”犯すのは君だ‼”ってのは…考えた人最高ですね!

裏面にはアルベール・カミュの名言が書かれていて、下部に「プレゼント付きアンケート・ハガキが入ってます」の記載あり。ハガキについてはのちほどまた触れます。
️✔️ 帯の違い
日本コロムビア盤の帯は3種類あって、
① 黒ぶっかけ盤
② 青ぶっかけ盤
③ 青ぶっかけ盤
①と②は、日コロのロゴと100年記念(100 Years Of Recorded Sound 1877-1977)のロゴあり
③は100年記念のロゴなし

左が100年記念ロゴ・右が日コロのロゴ
自分の手持ちは黒ぶっかけですね。購入当時めっちゃ安く買えたんですが年々価格が高騰して今は、なかなか手が出ません😥
①、②はまあまあよく見かけますが、③の青ぶっかけ100ロゴなしはあんまり見ないんで一番レアなのかな?
そのうち手に入ったらぜひ3枚並べて眺めたいですね!
✔️ ライナー・ノーツ

このライナー・ノーツですが右上にページが振ってあるの今日初めて知りました😆
2Pと3Pに大貫憲章氏と大森庸雄氏の記事が載ってます。
4Pは歌詞カード(英語・対訳なし)なんですが、結構間違えているようで…
「Sex Pistols Great Collection」の中でもそのこと書かれてましたね😅
ちなみに1Pの右下にメンバーの名前が載ってますがシドがないです。
exceptって…😭

✔️ 完品とは
このアルバムの発売当時、予約特典でポスターとバッヂが付いていたんですが、あくまでそれはおまけということで…
自分の中での完品はレコードについているものが全部そろって完品って考えてます!
なのでレコード、インサート、帯、そしてハガキがそろって初めて完品といえるのかな。
重要なのがアンケートハガキで、これが残っているのってすごい少ないんですよね!
普通に考えたらいらないし、何にも役に立たないハガキに高いお金を出すのもって思いもあるしね。
ちなみに別アルバムTGRRSの日コロ盤にはしっかりアンケートハガキ残ってました!

表が一緒だからニコイチで1セットできないかなって思ったんですが、裏にはしっかりアルバム名が入ってました!残念!
けどポスターとバッヂ欲しいなぁ。

🔜 次回予告
次回はコレクションの蒐集に役立つ書籍を紹介予定ですのでお楽しみに!
byebye 👋
コメント
お疲れ様です。
日コロ盤はグリッターベストからマザーを借りられたのか、英国11曲盤に次いで迫力のある太い音だと思います。
英国と日本以外の国の11曲盤は、音が細くて聴くに耐えません。77年物で聴くべきはこの2国かなと思います。
日コロ盤はマト1と2を所有しておりますが、その差がわかりません。きっと日コロ 川崎工場は優秀だったんですね。
帯に関しては青ぶっかけが元々意図していたデザインだと思います。
黒ぶっかけはエラーだったんでしょうね。
では。
コメントありがとうございます🙏
UKの11曲は聴いたことないんですが日コロ盤いいですよね。
12曲に慣れてたんでこの曲順ってすごい新鮮でしたね。
本来、初回盤は青ぶっかけで日コロと100年のロゴがあるものになるはずだったんですね~!
NMTBは各国で色々エラーがありますね😅
細かい話で恐縮ですが、邦題「勝手にしやがれ」の最後に!!がつくようになったのは86年の東芝EMI盤(25VB-1068)からなんですよね。ついたりつかなかったりと意外といい加減なんですよね。
貴重な情報ありがとうございます🙏
インサートには ‼ がついてますが、確かに帯とか当時の広告なんかを見ると ‼ がついてないんですね。
‼ がついてるのが当たり前になってて自然に !! 付けてました😅
ブログもひっそり直しておきました‼
商標とか大丈夫だったのかな?と💦
大らかな時代ならではですね。
しかし、勝手にしやがれの各曲の邦題もイカしてますよね!「分かってたまるか」とか思いつきませんよ。「拝啓EMI殿」とか皮肉が効いてますよね。
ほんとに邦題つける人のセンスはすごいですね😊
中には???ってのもありますけど😅