Here We Go!
Sex Pistolsのコレクション紹介、いよいよスタート!
ということで、記念すべき最初の紹介は… やっぱりこれですね!
Sex Pistolsのファーストシングル
Anarchy in the U.K.(EMI 2566)
今回は、そのセカンドプレスの中でも「Factory Sample」シール付きのプロモ盤をご紹介します!


🧷 基本スペック
- フォーマット:7インチシングル(45RPM※)
- 発売日:1976年11月26日
- レーベル:EMI(赤ロゴ・茶色ラベル)
- スリーブ:赤のEMIダイカットスリーブ
※「RPM(rpmとも表記)」とは「Round Per Minute」、つまり1分間に何回転するかを表す単位。自動車のエンジン回転数を示す単位と一緒ですね🚗
🎶 収録曲
- A面:Anarchy in the U.K.(Produced by Chris Thomas)
- B面:I Wanna Be Me(Produced by Dave Goodman)
💡 マニアックな違いを見ていきましょう!
① 初回プレスとセカンドプレスの違いは?
初回プレス(約5,000枚)は、B面のプロデューサーが「Chris Thomas」と誤表記されているのが特徴ですね。2ndプレスは「Dave Goodman」と正しく表記されています。
スリーブ
初回プレス:黒のプレーンスリーブが基本
2ndプレス:赤のEMIダイカットスリーブ
ただし、初回プレスでも一部にEMI赤ダイカットスリーブ入りの個体も存在しているようです!
(初回末期 または 工場内混在説など諸説あり)
マトリックス番号※
初回プレス:A1 / B1
2ndプレス:A1 / B2
しかし、初回プレスでもA1 / B2 という組み合わせも確認されています。
これは初回プレス末期にB面ラッカーの切り直しが入ったものなんじゃないかと🤔
まぁ初回プレスについては個人的には未確認なので、真偽は不明です😅
※マトリックス番号について説明するとだいぶ長くなってしまうので簡単に言うと、レコードの盤面の内周(ラベルの近く)に刻まれた製造番号のことで、プレス時期や版の違いを見分ける手がかりになりますね。
特にコレクターには重要なチェックポイントです!
マトが若いほど鮮度がいいんですが、流通するものが必ずしもマト1とは限らないのが難しいんですよね~😅
② セカンドプレスの“沼ポイント
今回紹介しているのは、2ndプレスの中でも「Not For Sale」のシールが付いたFactory Sample盤。
これは「サンプル盤」「見本盤」「プロモーション盤」とか呼ばれるもので、一般販売用ではなく、「非売品」です。主にレコード会社がラジオ局、テレビ局、音楽雑誌のライター、大手販売店などの業界関係者へ、宣伝やリサーチのために無償で配布するものなんですが、たまに中古市場などで出回るレアなものですね。

同じ2ndプレスでも、ラベルの色味や文字フォントが微妙に違う2種類が存在するらしく、さらに深い沼が広がってます…。
自分は1枚しか持ってないので、もう1種は情報頼みなんだけど、Discogsとか見ると確かにラベルに差があるのがわかります。わかるかな😅?
センタータイプは、プッシュアウト・センター (Push-out center)となっていて、ジュークボックス用に取り外しができるよう爪がついています。3つ爪(通称「3-prong」や「tri-center」)が主流ですが4つ爪(4-prong center)となっていてます。特にEMI盤では3つ爪が多いため、4つ爪は少しレアとされています。
🎧 実際に聴いてみた感想は…
CDと比べてみると、迫力があって音圧やパワー感が強いかな。やっぱりグレンのベースはいいですね。
うちのプレーヤーはそんなに音がいいわけじゃないので思い入れ補正もかかってるかも ですが😂
ちなみに、レコーディング時、ベーシストのグレンのベースアンプはスタジオの右側に配置され、Neumann U87という高品質なマイクでスピーカーを狙って録音されていたとのこと。
この手法はベースの存在感や迫力をしっかり捉えるのに適したものらしいですね。
📈 当時と今の価格差が…
この盤、数年前に中古で4,800円くらいで買ったんですが、
最近某レコード店で見かけたら、まさかの48,000円…! 10倍じゃん…😲!
今思えば、あのときの自分、よく買った😊👍
店頭で見つけた瞬間は心臓バクバクで、テンションMAX。
あのドキドキ感は、ネットじゃ味わえないですね💕
🧠 ちょこっと豆知識(Wikipediaより)
- 「Anarchy in the U.K.」は、Sex PistolsがEMIから唯一リリースしたシングル。
→ あのTV騒動(Today Show出演事件)で、即契約終了という伝説的な経緯も。 - ちなみに2022年には、DJジョン・ピール所蔵のテストプレス盤が2万ポンド以上で落札されたというニュースも。
- 後に『Never Mind the Bollocks』にも収録され、パンクロックの代名詞的存在になりました。
🚧 次回予告!
次回はもう一つの重要シングル
「God Save The Queen」(VS181)初回プレスを紹介予定!

デザインも音も含め、見どころ満載の一枚です。お楽しみに!
byebye 👋
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