The Great Rock’n’Roll Swindle / Rock Around The Clock(VS290)|UKオリジナル紫ラベル&黄ラベル

The Great Rock’n’Roll Swindle / Rock Around The Clock(VS290) 7inch
The Great Rock’n’Roll Swindle / Rock Around The Clock(VS290)

Here We Go!
Sex Pistolsのコレクション紹介!

エリオット
エリオット

今回ご紹介するのは…
映画サントラのタイトルトラック
The Great Rock’n’Roll Swindle / Rock Around The Clock(VS290)

UKオリジナル盤の紫ラベルとアメリカン・エキスプレスの弁護士との会話が追加録音された黄ラベルの2枚です!

🧷 基本スペック

・タイトル:The Great Rock’n’Roll Swindle / Rock Around The Clock 

・アーティスト:Sex Pistols

・フォーマット:7インチシングル(45RPM)

・発売日:1979年9月12日

・レーベル/カタログ番号:Virgin VS290

紫ラベル盤

・ジャケット仕様:ピクチャースリーブ

黄ラベル盤

・ジャケット仕様:黒のダイカットスリーブ

🧷 収録曲

紫ラベル盤

・A1:The Great Rock’n’Roll Swindle

・B1:Rock Around The Clock

黄ラベル盤

・A1:The Great Rock’n’Roll Swindle

・A2:American Express Lawyer Telephone Conversation

・B1:Rock Around The Clock

A面は、同映画サントラのタイトルトラックで、複数人でヴォーカルを努めています。

B面は、テンポール・チューダー(Tenpole Tudor)がヴォーカルのビル・ヘイリー&ヒズ・コメッツのカヴァー曲。

詳しくはこちら!

🧷 プレス/バリエーション情報

✔️ マトリックス番号(ランアウト刻印)

・紫ラベル盤:VS 290 A3 Ʊ Λ / VS 290 B3 Ʊ Λ

・黄ラベル盤:VS290 A4 / VS290 B4

✔️ スリーブ

ジェイミー・リードがデザインしたアメリカン・エキスプレス・カードのパロディで、クレームが入り回収されました😅

回収後は、ダイカットのカンパニー・スリーブ等に差し替えられています。

手持ちの黄ラベルは、Virginのロゴなしの黒いダイカット・スリーブです。

 ▼回収されたスリーブ

 ▼黒のダイカットスリーブ

✔️ ラベル

A面は、共通でSwindleのカラーピクチャーレーベル

 ▼紫ラベルのA面

 ▼黄ラベルのA面

 

B面は、初回盤(通常版)は紫色の単色ラベル、AMEXの弁護士との会話が追加されているのが黄色の単色ラベル

 ▼紫ラベルのB面

 ▼黄ラベルのB面

 

🧷 コレクターズ観点のポイント

✔️ スリーブの回収

このレコードは一般的なものですが、例のスリーブへのクレームにより回収されています。

枚数は80,000枚?らしいですが、”Holidays~” 同様にそのうち何枚回収されたかはあやしいですね😅

✔️ ラベルの色々

紫ラベルはラッカー盤がユートピア・スタジオ(ロンドン)でカットされたヴァージョンです。
レコードのランアウト部に刻まれたエッチングには、ユートピアを示す「Ʊ」の記号が目印!

一般的なのはPORKYの方ですかね。

AMEXの弁護士との通話が追加録音された黄ラベルですが、赤ラベルも存在してます!
マトは黄色と同じA4/B4。
見たことはないのでさらにレア度アップ↑↑↑なのか?

✔️ Unofficial Release

Discogsを見ると2004年に白・青・赤・緑・クリアーの5色 が、”Unofficial Release” としてリリースされていますね。
Noteには ”Limited to five cuts.” の記載があります。

“five cats” が何かよく分かりませんが、枚数の少ないレアなものであるのかなぁと推測。
そしてなんと、このレコードのB2には日コロ盤のみに収録されていたあの “Love Is A Song” も収録されている!!
Love Is A Songについてはこちらで解説しています!

コレは是非、お目にかかりたいですね~👀
どなたかお持ちでしたら情報お願いします🙏

✔️ DAVE GOODMAN

デイヴ・グッドマンは、自身の著書『My Amazing Adventures With The Sex Pistols』にて、両トラックのベースを自分が演奏したと述べており、これらの曲は1978年6月にロンドンSW8・テッサリーロード115番地のラムポート・スタジオで録音されたと記されています。

この本は日本語版は出ていないようなので興味のある方はeBay等で入手可能です。

※今度リンク貼っときますね🙇‍♂️

🧷 アメリカン・エキスプレス 弁護士の通話

My name is Hugh Stubbs. 
私の名前はヒュー・スタッブズと申します。

I’m a solicitor and partner in a firm of solicitors called Freshfields, and we are the solicitors to. 
私はフレッシュフィールズという法律事務所の弁護士で、パートナーを務めております。
当事務所は〇〇の代理人です。

We will be applying against Virgin Records for an injunction tomorrow afternoon at 2:00 in respect of breach of copyright, trademark infringement and trade liable arising out of the sale and promotion of the record The Great Rock and Roll Swindle. 
明日午後2時、ヴァージン・レコードを相手取り、著作権侵害、商標権侵害並びに営業上の信用毀損を理由とする、レコード『The Great Rock and Roll Swindle』の販売および宣伝に関する差止命令の申立てを行う予定です

Thank you.
以上、よろしくお願いいたします。

You can contact Freshfields on 6866677.
フレッシュフィールズへのご連絡は 6866677 までお願いいたします。

🔜 次回予告

次回もTGRRS関連のシングル「Who Killed Bambi / Rock Around The Clock」Virgin VS443 を紹介予定です!

このシリーズのラスト1枚です。お楽しみに!

  byebye 👋

7inchvinyl
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コメント

  1. rubbishflower より:

    TGRRS。

    シングルとアルバムは同じver.ですが、FLOGGING収録ver.はアウトロにレジスター音入り。

    これ以外にもヴァリエーションがあった様な?

    • エリオット より:

      お疲れ様です。

      TGRRS 公式はこれだけなんですかね?

      ブートですが、スティーヴ・ジョーンズがヴォーカルの仮歌ヴァージョンがあるとのこと。
      CD-R(プライベート盤?)で出てるようですが詳細不明です。

      他にも「Bollocks and Swindle Outkakes」(NMTB & SWINDLE MIXES 2014)ってブートにも別ミックスが収録されてるってことになってるようですが、GSTSPで検証した結果、既存曲をちょっといじったフェイクだったみたいですね😓

      「TGRRS Outtakes」なんてのもありますけどこっちも中身はあやしいですね。

  2. rubbishflower より:

    あーBollocks and Swindle Outkakesはうちにあったかも?
    ドイツ盤の最後が速くなるNo One is innocentとか入った寄せ集めw
    もしかしたらそれに怪しいTGRRS入ってたかな💦家帰って探してみます。

    THE VERY BESTのTHE GREAT表記なしのROCK’n’ROLL SWINDLE 3:18は明らかに表記ミスですし。