ION Audio Max LP(以下、ION Max LP)を使っていて、交換用の針を探している方に向けてまとめています。
「音はそこそこ出てるけど、もう少しクリアに聴こえたらな」と感じたことはありませんか。
針を交換するだけで、その印象はかなり変わります。
自分が試したのは、JICOの4RB CONICAL(ダイヤモンド針)です。
正直、大して変わらないだろうと思っていましたが、かけてすぐ「あ、違う」と感じました。
各パートの輪郭がはっきりし、埋もれがちだったベースラインも前に出てきた。
プチチリノイズも少し落ち着いた印象です。
もちろん、ハイエンド機材の音とは別の話です。
そこは否定しません。
ただ、数千円でこれだけ変わるなら試す価値はあると思っています。
実際の比較動画と交換手順、コストの考え方もまとめました。
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ダイヤモンド針に交換して感じた音の変化
今回の試聴は、ION Max LPの内蔵スピーカー出力を使用しています。
ヘッドフォンや外部スピーカー接続時の音については、別の機会に改めて紹介する予定です。
正直、大して変わらないだろうと思っていましたが、かけてすぐ「あ、違う」と感じました。
各パートの音がはっきりし、全体がクリアに聴こえた。
演奏の迫力も増した印象です。
一度ダイヤモンド針を聴いたあとでサファイヤ針に戻してみると、「これはこれでいいかも」と感じました。
サファイヤ針は音のまとまりにライブ感があって、聴くレコードによってはこちらの方が合うこともあります。
同じ曲でも、針を替えるだけでこれだけ印象が変わるとは思っていませんでした。
どちらが好みかは人それぞれです。
少しでも良い音で聴きたいなら、ダイヤモンド針への交換は試す価値があると思います。
こまめに交換できる人であれば、レコードやその日の気分によってサファイヤ針と使い分けるのもありです。
ちなみに、音楽をやってる自分より全然耳のいい知人にも聴き比べしてしてもらいましたが、全然違うんだねって感想でした。
サファイヤ針とダイヤモンド針の聴き比べ(動画あり)
録音環境について
今回の聴き比べ動画は、iPhone 15を使って撮影しました。
曲は、Sex Pistolsの”Anarchy In The U.K.“
ION Max LPの内蔵スピーカー出力を、同じ位置・同じ角度から録音し、サファイヤ針とダイヤモンド針で条件が変わらないようにしました。
専用の録音機材や音声編集は行っておらず、あくまで普段部屋で聴いている音に近い雰囲気を伝えることを目的としています。
そのため、動画では分かりやすい点・分かりにくい点もありますが、「雰囲気の違い」を感じる参考として見ていただければと思います。
動画で分かる点・分かりにくい点
動画で分かりやすかった点
今回の録画した動画を見返してみて、
全体の音がクリアになったのは、わりと分かりやすいなと感じました。
ダイヤモンド針に変えて、
・小さなノイズ(いわゆるプチチリ)が少なくなった
・各パートの音が前に出てきて、わかりやすくなった
このあたりは、動画でもなんとなく伝わるんじゃないかなと思います。
ただ、全体のクリアさについては、
再生環境によっては「違うかな?」って感じる人もいそうですね…
動画では分かりにくい点
動画だと分かりにくい部分もありました。
低音の厚みや特にベースラインの違いは、実際に生で聴いているとハッキリ感じられたんですが動画だとちょっと伝わりづらいかも…
動画を見る際の前提について
あくまでスマホでの簡易的に録音したものなので、細かいニュアンスまでは伝わりきらない部分もありますが、
「全体の雰囲気の違い」をつかむ参考にはなるかな、という感じですね。
比較動画
以下は、サファイヤ針と交換したダイヤモンド針を同じ条件で録音した比較動画です。
▼ サファイヤ針
▼ ダイヤモンド針(4RB CONICAL)
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ION Max LPの針を実際に交換してみよう!
交換手順(写真解説)

① 交換前の状態
まずは交換前の状態です。
赤い部分が現在使用している針になります。

② 針の先端を軽く下に引く
黒い部分をしっかり持ちます。
針先の赤い部分を、斜め下方向に軽く引きます。
無理な力は必要ありません。

③ そのまま下に引く
そのまま下へ引くと針が外れます。
はずれないときは赤い丸の部分を少し広げるとはずれやすくなります。

④ 針が外れた状態です
カートリッジには触れないよう注意します。
外すのと逆の手順で、新しい針を赤丸の方からつけていきます。

⑤ 新しい針を差し込む
奥までスライドさせると、カチッと収まります。

⑥ 先端を上げます
針に触れないように注意します。

⑦ 取り付け完了
先端がしっかり閉じていれば完了です。
※カチッと音がないない場合もあります。
交換時に気をつけた点
針の交換自体は難しくありませんでしたが、作業中はいくつか注意した点があります。
まず、カートリッジ本体や針先には直接触れないようにしました。
特に針先は非常に細く、少し触れただけでも曲がったり破損する可能性があります。
黒い樹脂部分をしっかりつまんで操作するのが安心です。
力加減については、それほど強い力は必要ありません。
ただ、遠慮しすぎて力が弱すぎると外れない場合があります。
「軽く、でも迷わず」引く感覚がちょうどいいですね。
また、アーム自体を無理に持ち上げたり、ひねったりしないよう注意しました。
針の交換はアームを動かさなくても行えるため、余計な力をかけない方が安全です。
補償について
万が一失敗しても安心の1年保証がついてます!
レシートなどは失くさないよう大事に保管しておいてくださいね。


サファイヤ針とダイヤモンド針の違い(一般論)
ここでは、素材や耐久性など、一般的に言われている違いを整理します。
素材の違いについて
サファイヤ針は、主に合成アルミナを素材として作られています。
加工しやすくコストを抑えやすいため、比較的手頃な価格帯のカートリッジや、簡易的なレコードプレーヤーで多く使われてきました。
一方、ダイヤモンド針は炭素結晶であるダイヤモンドを素材としています。
非常に硬度が高く、摩耗しにくいことから、現在では多くのカートリッジで標準的に採用されています。
ダイヤモンド針には、無垢タイプやチップを接合したタイプなど、いくつかの仕様があります。
耐久性の違い
一般的には、サファイヤ針はダイヤモンド針に比べて摩耗が早いとされています。
使用時間の目安も比較的短く、こまめな交換が前提になるケースが多いようです。
これに対してダイヤモンド針は、長時間の使用に耐えやすく、交換頻度を抑えられる点が特徴とされています。
そのため、長く同じ針を使いたい場合や、使用時間が多い人ほど、耐久性の差を意識することになります。
音質の傾向について
音質の傾向については、針先の素材だけでなく、形状やカートリッジ全体の設計による影響も大きいため、一概には言えません。
その上で、一般的によく言われている傾向としては次のような違いがあります。
サファイヤ針は、音の当たりが比較的柔らかく、全体的に穏やかな印象になりやすいとされます。
細かな音の情報を強調しすぎないため、レコードの状態によっては、聴きやすく感じられる場合もあります。
ダイヤモンド針は、音の輪郭がはっきりしやすく、情報量の多い再生になりやすいと言われています。
特に高域の抜けや音の立ち上がりなどで、違いを感じる人も多いようですね。
コストとランニングコストの考え方
サファイヤ針は初期費用を抑えやすい一方で、使用時間に応じて交換の頻度が高くなりがちです。
そのため、短期間の使用やライトな使い方には向いていますが、長く使う場合は交換回数が増える可能性があります。
ダイヤモンド針は購入時の価格はやや高めになるものの、耐久性が高いため、長期的に見ると交換の手間やコストを抑えやすいですね。
どちらを選ぶかは使い方次第
サファイヤ針とダイヤモンド針には、それぞれ特徴があります。
初期費用を抑えて気軽に使いたい場合と、長く安定して使いたい場合とでは、選択肢も変わってきます。
どちらが優れているかというよりも、
使用頻度や重視するポイントに合わせて選ぶもの
と考えてみてください。
まとめ
音に満足していても、針は消耗品
今回実際に試してみて、思った以上に音が変わった、というのが正直な感想です。
針を替えただけで、同じレコードでもこんなに違って聴こえるものなんだな、と改めて感じました。
ION Max LPの音に特に不満がなくても、針には寿命があり、定期的に交換したほうがレコードには優しいです。
特に大事なレコードを聴く場合は、針の状態を意識する意味は大きいですね。
ダイヤモンド針が向いていると感じた人
- 音の輪郭がはっきりしたほうが好み
- 内蔵スピーカーでも、少しでも音を良くしたい
- 気軽にできるアップグレードを試してみたい
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サファイヤ針でも問題ない人
今の音に十分満足できているのであれば、無理に交換する必要はないとも感じました。
サファイヤ針でも、針の状態をきちんと管理しながら使えば、レコードを楽しむことは十分にできます。
互換性のあるサファイヤ針は、セットで割安で手に入りますのでこちらも参考にしてください。
針を替えることで音の印象は変わりますが、どちらが正解という話ではなく好みの問題でもあります。
だからレコードって面白いのかもしれませんね。
byebye👋
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